帯状疱疹の前兆はどんな痛みが出る?痛みの対処法も解説
最近テレビCMで帯状疱疹についての注意喚起が流れており、帯状疱疹について気になっている方もいるでしょう。
帯状疱疹の症状には個人差があるものの、初期の段階で現れる違和感として痛みがあげられます。
なお、この痛みは前駆痛と呼ばれていてある特徴があります。
この記事では、帯状疱疹の前兆の痛みはどのような症状なのか、症状を長引かせないための対処法について解説します。
なお、中村AJペインクリニックでは、帯状疱疹の痛みを悪化させないための治療、痛みが長引いている場合の治療としてブロック注射を行っていますのでお気軽にお問い合わせください。
帯状疱疹の前兆はどんな痛みなのか
帯状疱疹では、赤い発疹が出る前に痛みを伴うケースが多いです。
この痛みは、人により感じ方に差があります。
ピリピリするという人もいれば、ズーンと響くような痛みがある、ビリビリしている、もぞもぞするという人もいます。
もぞもぞする場合、かゆみのような感覚のため気が付かずに赤い発疹が出てから帯状疱疹だったとわかる場合もあるのです。
身体に違和感を覚えたらできるだけ早く受診し、帯状疱疹にかかっていないか確認することで悪化を防ぐことにつながります。
痛みの後に発疹が出たら帯状疱疹
先程お伝えした、ビリビリやぴりぴり、ズーンと響くような痛みだけでは帯状疱疹ではない可能性もあります。
しかし、この痛みが数日から1週間ほど続いて、赤い発疹が出てきた場合、帯状疱疹の可能性はかなり高いです。
赤い発疹は、ぽつぽつと小さなものが出てきます。
この発疹が出てくるとさらに痛みも増し、ひどい人はさすような痛みを感じることがあります。
痛みだけでなく赤い発疹も出てきたという場合は、病院を受診してください。
帯状疱疹の初期症状は痛みだけではない
帯状疱疹では、初期症状として痛みがあげられることが多いですが、実は発熱やリンパ節の腫れが生じる場合もあります。
この場合、風邪と勘違いしてしまうこともあるでしょう。
しかし、通常の風邪で体に痛みが強く出ることはあまりあり得ませんので、痛みが出ている場合は早めに病院を受診し検査を受けるようにしてください。
帯状疱疹の治療はどこで行うのか
帯状疱疹の治療は、皮膚科、内科、ペインクリニックで行っています。
治療の際には、抗ウイルス薬、痛み止め、ブロック注射といったものが使用されます。
抗ウィルス薬は、ウイルスが増えないように抑える働きをし、痛み止めは帯状疱疹の痛みを緩和させます。
症状が軽い人から中程度の人は、抗ウィルス薬や痛み止めの内服で完治します。
痛みが強い場合や、痛みが長く続いているという場合は、ブロック注射が有効です。
症状を悪化させない、後遺症を防ぐという点からもブロック注射が行われます。
帯状疱疹はどれくらいで治るのか
帯状疱疹は発症から2~4週間で治りますが、まれに後遺症が残る人もいます。
後遺症を残さないためにもペインクリニックでのブロック注射による治療は推奨されています。
また、帯状疱疹にかからないための予防ワクチンを受けておくことも効果的です。
痛みのケアにはブロック注射が効果的
帯状疱疹の治療で痛みを緩和するにはブロック注射が有効です。
後遺症を残さないためにも役立つものなので、痛みが気になる場合はペインクリニックを受診してください。
また、帯状疱疹後に痛みが残ってしまう帯状疱疹後神経痛にも対応することができます。
早期にペインクリニックを受診しておくと、帯状疱疹後神経痛の予防や合併症の予防が可能です。
なお、ペインクリニックで行う、神経ブロック注射は重篤な副作用はほとんどありませんので安心してください。
帯状疱疹の痛みのケアは中村AJペインクリニックへご相談ください
中村AJペインクリニックでは、帯状疱疹に対するブロック注射の治療を行っています。
経験豊富な院長が丁寧にカウンセリングを行い施術をするので安心してご相談ください。
記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医