医院名:中村AJペインクリニック - 24時間WEB予約可能 ペインクリニック・整形外科・美容診療・片頭痛・肩こり・ヘルニア・花粉症・ブロック注射・腰痛
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コラム

2023.07.23

ブロック注射はしびれの症状にも有効!!よくある症状や代表的な疾患とともに解説

身体の痛みで日常の生活に困っている人の中には、「痛み」の症状だけでなく「しびれ」の症状を訴えることも少なくありません。

脊髄神経からでた末梢神経は左右両側に張り巡らされた大変重要なネットワークです。

首肩前腕より手、背中より肋骨のしたを潜り全胸部腹部、腰から骨盤臀部に下り太ももの上下、足先足裏に至るまで張り巡らされた重要なネットワーク、これが末梢神経です。

知覚、運動、両面を、つかさどり、脳へ情報を伝え、また脳より脊髄を通り指令が送られます。

この長い経路のどこかで、この末梢神経が圧迫されたり冷えるなどの物理的なストレスが加わると、末梢神経自体の循環障害が起こります。

この循環障害をすぐさま脳へ伝えて痛みと同様に痺れ感を発生させ知らせる感知アラームが痺れ感です。

「長い経路のどこかに異常がありますよ」と知らせています。

高速道路で事故が発生して渋滞が起こると、身体では同じような循環障害が起こります。

まず、原因を突き止め可及的速やかに神経循環を改善することが重要です。

神経ブロックには神経の循環を改善する力があります。

現在お困りの症状がある方は中村AJペインクリニックにご来院いただければ幸いです。

「しびれ」症状とは

しびれの症状とはどんなものでしょうか。

患者様の訴えとしては、「ヒリヒリする」、「ジンジンする」、感覚がない、熱いのか冷たいのかが分からない、力がはいらない感じ、などといったものが多いです。

医学的にはこのように表します。

「感覚低下」

痛み、冷たい、触られているといった感覚が鈍くなったり、全く感じなくなったりする。

「運動麻痺」

自分の意思で手足が動かしにくい、手や足に力が入らない、筋肉が弱くなる。

「感覚異常」

安静にしていても、身体の一部、例えば手や足などが突然痛くなったりと普通ではない感覚が出現することをいいます。

安静にしている時だけでなく、身体を動かしたり、皮膚を触ったり叩いたりしたタイミングで感覚異常がでることもあります。

痺れを伴う疾患はさまざま

しびれの原因には、じつに様々な疾患があります。

脳梗塞や脳腫瘍、脳炎といった脳に異常がある場合や、膠原病や糖尿病などの内科系の疾患が関係している場合もあります。

その中でも、手足のしびれ症状が出る多くの原因となるのが脊椎の異常です。

脊椎の異常が見られる疾患としては以下のようなものがあります。

  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 頚部脊柱管狭窄症
  • 後縦靭帯骨化症
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 腰椎変性すべり症
  • 脊椎圧迫骨折

坐骨神経痛

坐骨神経は、腰のあたりから足の爪先まで伸びている末梢神経です。

坐骨神経痛は、この坐骨神経が様々な原因で圧迫されていたり神経自体を刺激されることによって現れる、電気が走ったような痛みや、しびれなどの症状のことをいいます。

最初に腰痛が生じ、徐々にお尻や大腿の後ろ、すね、つま先などと症状が起こる範囲が広がっていきます。

悪化すると、歩行障害で歩けなくなる可能性もあります。

症状が起こる部位はお尻・大腿・すね・ふくらはぎ・足など全体に出ることもありますが、1部分にだけ出ることもあります。

原因

坐骨神経痛の原因は、上述した脊椎の異常がみられる疾患である場合が多いです。

若い方であれば腰椎椎間板ヘルニア、高齢の方であれば、腰部脊柱管狭窄症が原因のことが多いです。

ほかにも、脊髄腫瘍や外傷、ストレスなどが原因で発症することもあります。

治療

坐骨神経痛の治療は、まずは痛みやしびれの症状を和らげることを目標にした治療を行います。

薬物療法や負担のかかりにくい姿勢や筋肉のこわばりをとるためのリハビリを行います。

一般的な整形外科では、そうした治療を行っても痛みが軽減しない場合や、歩行障害、さらには膀胱や直腸の障害が現れたような場合には、手術も考慮されます。

中村AJペインクリニックでは、ペインクリニックの診察を行っているため、ブロック注射の治療も可能となっています。

痛みや炎症を抑える効果が高く、興奮して過敏になっている神経を落ち着かせる効果が期待できますので、他のクリニックで痛みが軽減できなかった場合やいろいろな理由で薬物療法や手術ができない患者様にも選択できる治療法です。

硬膜外ブロック注射をおこなう場合が多く、専門医が患者様の状態を確認しながら1週間に1回の注射を目安に治療をおこなっていきます。

ブロック注射で痺れを治療したいときは相談を

今回は、「しびれ」の症状に注目して、ブロック注射の効果を解説しました。

しびれの症状が出る坐骨神経痛についても治療のすすめかた等を紹介しましたが、ブロック注射の治療についてイメージしやすくなったでしょうか。

中村AJペインクリニックでは、身体の痺れの状態や場所、身体の動き方などについてカウンセリングや検査などで専門医がしっかりと確認させていただき、最適な治療を選択、ご説明いたします。

ブロック注射で治療する場合でも、当クリニックの医師はブロック注射の症例数も多く、しっかりとした技術をもっていますので安心して治療することができます。

身体のしびれ症状で困っている方や、治療をしていてもなかなか軽減できない方は一度ご相談ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医