医院名:中村AJペインクリニック - 24時間WEB予約可能 ペインクリニック・整形外科・美容診療・片頭痛・肩こり・ヘルニア・花粉症・ブロック注射・腰痛
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コラム

2024.02.03

首や肩の痛みは頚椎椎間板ヘルニア?症状や治療法をくわしく解説

「ある日突然首に激しい痛みが出た」
「首を後ろ側に倒すと腕にしびれと痛みを感じる」
「首が痛いと思っていたら、手や足に力が入りにくくなってきた」

このような症状に当てはまると、頚椎椎間板ヘルニアの可能性があります。

頚椎椎間板ヘルニアは、突然首や肩甲骨から腕にかけての痛みやしびれを発症するケースが多い首の代表的な病気のひとつです。

前触れなく発症し完治には手術が必要ですが、症状に対する適切な治療で痛みを改善することができますので、痛みの専門であるペインクリニックに相談し、神経ブロックといった痛みへの治療方法を検討することが大切です。

本記事では、頸椎椎間板ヘルニアの原因や症状、治療方法について詳しく解説します。

中村AJペインクリニックでは、首や肩の痛みに対し豊富な症例と確かな技術のもと、症状に合わせた神経ブロック注射が受けられます。

つらい首や肩の痛みに不安やお悩みの方はぜひご相談ください。

頚椎椎間板ヘルニアの原因と症状

頚椎椎間板ヘルニアは頚椎ヘルニアとも呼ばれ、前触れなく突然発症する首や肩の痛みや腕のしびれなどを発症する首の病気です。

男女問わず誰でも発症する可能性があり、寝違え程度の軽症から立ち上がることもままならないくらいの痛みを伴う重症まで、症状の程度はさまざまです。

ここでは頚椎椎間板ヘルニアの原因や症状についてくわしく見ていきましょう。

頚椎椎間板ヘルニアとは

頚椎とは首を構成する7つの椎骨のことで、椎間板とは椎骨と椎骨の間にあるクッションとなる組織です。

頚椎椎間板ヘルニアは、椎間板が何らかの原因で破綻し突出することで、脊髄や首に走っている神経を圧迫してさまざまな症状を引き起こします

30代から50代の世代で発症するケースが多く見られますが、ヘルニアが発症する原因により20代や60代でも発症するため全世代に注意が必要です。

頚椎椎間板ヘルニアの原因

主な原因として加齢が挙げられますが、椎間板は常に圧力がかかっているため組織が老化しやすいことから、変形や破損して突出しやすいと言えます。

また、首に負担がかかりやすいスポーツや格闘技による負荷や、監視作業など長時間見上げる姿勢の仕事、重いものを持ち上げるなどの重労働なども原因としてよく見られます。

さらに近年ではパソコンやスマホ使用時の姿勢の悪さが原因となるケースが多く見られ、若年層でも頚椎椎間板ヘルニアの発症が増えています。

頚椎椎間板ヘルニアの症状

頚椎椎間板ヘルニアの特徴的な症状として、寝違えたような首の痛みや肩甲骨の痛みとともに、腕や手指にしびれや痛みも生じることが挙げられます。

首の痛みとともに手指の動きが鈍くなることや力が入りにくくなることがあり、時間の経過とともに頭痛や眼精疲労、耳鳴りや眩暈といった頭部や顔面の症状が見られるケースがあります。

さらに進行したり重症になると、足に力が入りにくくなり階段の昇降が困難になることや排尿障害に進行するのが頚椎椎間板ヘルニアの症状です。

頚椎椎間板ヘルニアは、臨床診断で首を斜め後ろに傾けると腕や手に痛みが走る特徴が見られるか、MRIやレントゲンで椎間板の脱出と脊髄や神経根への圧迫があるかで診断されます。

頚椎椎間板ヘルニアの治療方法

症状の重症度により治療方法が変わりますので、自分の症状を正確に医師に伝えきちんと診断を受け専門の治療を受けることが大切です。

頚椎椎間板ヘルニアは整形外科への受診が一般的ですが、つらい痛みの緩和には痛みの専門であるペインクリニックへの受診をおすすめします。

安静とリハビリ

頚椎椎間板ヘルニアでは、首にかかる負担をできるだけ減らすため安静を第一とし、必要があれば頚椎カラーを使用します。

安静のみで症状が回復するようであれば、首の状態に合わせてリハビリによる物理療法や温熱療法、牽引療法へ移行します。

さらに、再発防止のための日常生活指導として、首に負担がかかる姿勢を取らないことが重要です。

ブロック注射や薬物療法

首や肩のつらい痛みを取り除くために、安静とともに鎮痛剤や筋肉の緊張をとる薬の内服に加え、神経ブロック注射による治療が選択されます。

頚椎椎間板ヘルニアの痛みは、筋肉の過緊張による血行不良や神経の興奮状態をまねくことにより起こりやすくなりますが、神経ブロック注射は、痛みを感じている神経の近くに注射することで神経の興奮を鎮め、痛みを遮断します。

ブロック注射は1回の治療で改善することもありますが、継続的に通院しじっくり痛みを緩和させるケースも多いため、長年の経験や知識による熟練の技術を持った医師による施術を受けることが大切です。

中村AJペインクリニックでは、20万件以上の豊富な経験を持つペインクリニック専門医師がブロック注射を行いますので、安心して痛みについて相談いただけます。

手術

安静や薬物治療で効果がみられず痛みが強くなってきたり、手の筋力低下が著しい場合や歩行障害が出現した場合には手術が選択されることがあります。

手術では突出した椎間板を取り除きますが、ヘルニアの大きさや骨の変形や変性がどの程度進行しているかによって手術の種類が変わってきます

首には頸動脈や気管など生命維持には重要な臓器がありデリケートな部分で、職業や生活スタイルによって最適な方法を選択する必要があります。

また、手術には保険適用外の自費となる種類もあるため、経済的な負担も考慮し主治医とよく相談することが重要です。

まとめ

頚椎椎間板ヘルニアによる首や肩腕の痛みは突然発症し、進行すると歩行障害など重症に至る可能性があるため、なるべく早く受診し適切な診断と治療を開始することが重要です。

中村AJペインクリニックでは、全身のどんな痛みにも対応し、痛みの緩和と解消に特化した診断と治療を行なっています。

神経ブロックでは20万件以上という豊富な症例数のため、確かな技術と経験により安心安全に治療が受けられますので、頚椎椎間板ヘルニアのつらい痛みから解放されたい方は是非ご相談ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医