医院名:中村AJペインクリニック - 24時間WEB予約可能 ペインクリニック・整形外科・美容診療・片頭痛・肩こり・ヘルニア・花粉症・ブロック注射・腰痛
TEL:06-6251-2012 
住所:大阪府大阪市中央区西心斎橋一丁目1番10号プレリー心斎橋4F

コラム

2024.04.22

女性の肩こりの原因とは?効果的な解消法と予防策をご紹介

肩こりは女性に多く見られる症状であり、その原因は多岐にわたります。

「国民病」とも言われる肩こりは性別に関係なくなり得るものですが、肩こりに悩む方は男性よりも女性のほうが多くなっています。

その理由として女性の首や肩の筋肉量が少ないことやホルモンバランスの影響、冷え性による血流の悪さなどが挙げられます。

この記事では、肩こりの主な原因や効果的な予防と対策、一般的な治療法やブロック注射についてご紹介します。

中村AJペインクリニックでは、施術数が今までで20万件以上と経験豊富なペインクリニック専門医が、肩の痛みに対し豊富な症例と確かな技術のもと、症状に合わせ治療を行います。

つらい肩の痛みにお悩みの方はぜひ中村AJペインクリニックへご相談ください。

女性の肩こりの一般的な原因


女性に多い肩こりの原因は様々ありますが、主なものには以下のような要因が挙げられます。

筋肉量が少ない

女性が肩こりになりやすい理由としてまず挙げられるのは、男性に比べて筋肉量が少ないということです。

男性よりも少ない筋肉量で重い頭とバストの重さも支えなくてはならないため、首や肩、背中の筋肉に大きな負担がかかり、筋肉が緊張し硬くなって肩こりが起こりやすくなります。

また、肩こりは血管を圧迫して血流を悪くするため、身体に疲労物質が蓄積され、肩こりがなかなか解消されず、さらなる凝りや頭痛、めまいなどのほかの症状の原因にもなっていきます。

ストレスが多い

ストレスで交感神経の働きが活性化することで、リラックス時に働く副交感神経が弱まり、肩や首周りの筋肉が無意識のうちに緊張し、長時間筋肉の硬直が起こると肩こりの原因となります。

ストレス性の肩こりは女性に多く、寝不足や疲労、精神的なストレスなどによって、自律神経のバランスが乱れることで起こりやすいため、気分が落ち込みやすい女性は特に注意が必要です。

ストレスで自律神経が乱れると、肩こりだけでなく頭痛や手足の冷えやしびれなど全身の様々な部位で不調が起こることもあります。

体が冷えやすい

女性は体が冷えやすいということも、肩こりの原因の一つとして挙げられます。

特に女性は冷え性に悩む人が多く、体が冷えると血行が悪くなり、首や肩、背中の筋肉に溜まった老廃物がうまく代謝されず、肩こりの原因となります。

また、女性は男性より筋肉量が少ないため、血液を体に巡らせるポンプ機能が弱く、体内で熱を作るのが苦手です。

首・肩が露出する服や体を締めつけるような下着を身につけることも冷えの原因になるので注意しましょう。

細かい作業や前傾姿勢が多い

パソコンなどを扱うデスクワークや、仕事で指先を使う細かい作業は首を前に出す前傾姿勢や、両肩をすぼめる姿勢になることが多く、肩こりの原因の一つとして挙げられます。

長時間一定の姿勢を保持することで、特定の筋肉に過剰な負荷がかかり、首や肩の緊張状態が続くことで筋肉内の血流が悪くなり痛みやこわばりが肩こりにつながります。

また、生活環境によっては、家事や育児などで持ち上げたり抱えたりすると前傾姿勢になることも多く、これもまた女性に肩こりが多い理由の一つになっているようです。

ホルモンバランスの影響

女性には月経があり、女性ホルモンのバランスがくずれた時期に起こる自律神経の働きが乱れることも肩こりの原因の一つとして挙げられます。

女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンという二種類のホルモンは、月経周期に伴いそのレベルが変動し、筋肉の緊張や炎症を引き起こすことがあります

特に、更年期によりエストロゲンのレベルが低下すると、自律神経の機能が乱れ、血液循環がスムーズに行われず肩こりや動悸、睡眠障害など様々な不調を感じる人は多いです。

さらに、ホルモンバランスと関係がある月経前症候群(PMS)や卵巣機能の低下なども、肩こりの原因になると考えられています。

女性の肩こりを軽減するための効果的な予防と対策

女性の肩こりの原因を軽減するために、日常生活で簡単に取り入れられる、効果的な予防と対策をご紹介します。

・適切な姿勢を心がける

・肩や首のストレッチや適度な運動を取り入れる

・定期的な休憩

・ストレス管理(リラクゼーション、趣味の時間、瞑想、ヨガ、深呼吸など)

・温かいタオルやホットパックで行う温熱療法

これらの予防と対策を日常生活に取り入れることで、女性の肩こりの症状を軽減し、快適な生活をサポートすることができます。

また、肩こりが長期間続く場合や症状が重い場合は、専門の医療機関で相談することをお勧めします。

一般的な治療法

肩こりの治療として一般的には、痛み止めの非ステロイド性消炎鎮痛薬や筋肉のこりをほぐす筋弛緩薬などによる薬物療法が行われます。

中村AJペインクリニックでは、肩こりが長期間続く場合や症状が重い場合には、ブロック注射による治療も行っています。

動作や姿勢に関するアドバイスや指導

肩こりの症状は、日常的な動作や姿勢の悪化につながっていることが多いです。

そのため、姿勢の改善や関節の動かし方、ストレッチなどを行い、一人ひとりに合った日常生活の動作や姿勢に関するアドバイスや指導をしていきます。

薬物療法

肩こりの症状を和らげるため、筋肉の緊張を緩めて血流を改善する筋弛緩薬や炎症を抑えて痛みを軽減させる消炎鎮痛薬を使用し治療していきます。

また、消炎鎮痛薬を配合した湿布やローション、ゲル、スプレーなどを使用する場合もあります。

症状に合わせて処方されるため、医師に相談してみてください。

ブロック注射

上記でご紹介した動作や姿勢に関するアドバイスや指導、薬物療法などで効果がない、できるだけ早く痛みを取り除きたいという方は、ブロック注射も検討してみてください。

ブロック注射は肩こりの症状が強い箇所や肩こりの原因と考えられる箇所の神経付近に麻酔薬を打ち、一時的な鎮痛効果と神経を落ち着かせて血行を改善させるため、痛みを起こりにくくしてくれます。

また、ブロック注射は、痛みを取り除く即効性があるため、日常生活に支障が出るほどの痛みを抱えている方や今すぐ痛みを取り除きたい方には特におすすめの治療法です。


女性の肩こりの原因は1つではなく、筋肉量の少なさや冷えやホルモンバランス、姿勢の悪さなどさまざまな要因が重なり起こります。

原因を理解し、適切な対策を講じることで、肩こりの軽減を目指しましょう。

また、改善が見られない場合は、専門の医療機関での相談をお勧めします。

中村AJペインクリニックでは、肩こりに悩む女性をサポートし、肩の痛みに対し豊富な症例と確かな技術で痛みを改善する治療を行っています。

つらい肩の痛みにお悩みの方はぜひ中村AJペインクリニックへご相談ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医