緊張性頚性頭痛の原因って?どのような人がなりやすいのかや治療法も解説
頭痛には様々な種類があります。
その中のひとつ「緊張性頚性頭痛」はどのような人がなりやすいのでしょうか。
この記事では、緊張性頚性頭痛になりやすい人やその原因と治療法などをお伝えします。
なお、中村AJペインクリニックでは、緊張性頚性頭痛に効果的なブロック注射を行っています。
痛みが辛いという方はお気軽にご相談ください。
緊張性頚性頭痛になりやすい人とは
緊張性頚性頭痛は、デスクワークで肩や首に凝りがある人や、身体的・精神的なストレスを抱えてしまいがちな人がなりやすいと言われています。
また、貧血や低血圧といった血液の流れが悪くなってしまいやすい症状を抱えている人も、緊張性頚性頭痛を起こしやすいです。
痛みを緩和させるために、鎮痛剤を常用するケースもありますが、飲む回数が増えてしまうことで効きにくくなるだけでなく、緊張性頚性頭をさらに引き起こしやすくなってしまうリスクもあります。
緊張性頚性頭痛の原因は首の凝り
緊張性頭痛が起こる原因は、首周りの筋肉の凝りや張り、緊張です。
長時間デスクワークをしていると、首まわりの筋肉が凝りやすくなります。
特に頭を下に向ける時間が長いと、頭の重さを支えるために首まわりの筋肉に負荷がかかってしまい凝りの原因になります。
また、精神的な緊張から血流が悪くなることで、首まわりの筋肉が固くなってしまい緊張性頭痛が起こりやすくなります。
緊張性頚性頭痛ではどのような症状が出るのか
緊張性頚性頭痛の症状として、頭を締め付けられているような痛みがある、頭全体が張っていて痛い、ぎゅーっと押されているような痛みがあるということがあげられます。
緊張性頚性頭痛がひどくなった場合、額部分まで痛みが生じたり、目の奥が痛いという症状が出ることもあります。
緊張性頚性頭痛を予防する方法
緊張性頚性頭痛を予防するためには、首まわりの筋肉に負荷がかかる姿勢を長時間行わないようにすることが重要です。
デスクワークをされている人は、30分から1時間に1回は、首まわりのストレッチを取り入れたり、血流を良くするために首から肩を動かすなどするのが良いでしょう。
冬は冷えによりさらに筋肉が硬くなりやすいため、温めて血流を良くするのもおすすめです。
緊張性頚性頭痛の治療法
緊張性頚性頭痛の症状が出た場合の治療では、首まわりの筋肉のコリを和らげます。
痛みがひどい場合、痛み止めの服用で痛みを緩和することは可能ですが、これは一時的な対処法にしかなりません。
飲み過ぎると効果が出にくくなるだけでなく、胃に負担もかかります。
根本的な解決策はありませんが、できるだけ症状を起こしにくくすること、症状の辛さが緩和されることを目的とした治療を行います。
具体例として、針治療や電気治療、マッサージ、抗うつ剤の服用、ブロック注射などがあげられます。
緊張性頚性頭痛にはブロック注射が効果的
緊張性頸性頭痛の治療法としてブロック注射はおすすめです。
痛み止めの服用回数が増えている方や、日常生活に支障が出るほど痛みが強くなる、頻繁に起こるという場合は、ブロック注射を行うことで、症状の緩和につながります。
ブロック注射で交感神経に作用させることで、神経の興奮を落ち着かせて筋肉の過度な緊張を緩めます。
これにより首の周辺のコリが緩和されやすくなり、緊張性頸性頭痛が起こりにくくなります。
また、自律神経のバランスを整えることにも役立ってくれるため、精神的なものが原因で緊張性頸性頭痛が起こりやすくなっている方にも有効です。
週1回のペースで注射を行い、数ヶ月ほど続けて痛みが出る頻度が減ってきたら、回数を減らしながら様子をみていきます。
頭痛の症状がおさまれば通院し続ける必要はなく、また症状が再発した場合はブロック注射をすることで症状が出にくくなります。
ブロック注射なら中村AJペインクリニックへ
中村AJペインクリニックでは、様々な痛みの緩和が可能なブロック注射を行っています。
緊張性頸性頭痛が辛いという方は、お気軽にご相談ください。
記事監修医師プロフィール
中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医