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コラム

2025.05.04

不眠症による頭痛はブロック注射で緩和できる!解消方法と原因も紹介

不眠症による頭痛で「日常生活が辛い」「夜も眠れない」とお悩みの方もいらっしゃるでしょう。

鎮痛剤を飲んでもその場しのぎに過ぎず、強い鎮痛剤を頻繁に飲み続けるのも不安なものです。

不眠症が改善できないと頭痛の改善も難しいのですが、ブロック注射による治療で頭痛の緩和や改善が見込めます

この記事では、頭痛の原因や辛いときの対処法、ブロック注射の効果などを解説します。

寝られないほどの痛みを改善するためのお役に立てれば幸いです。

不眠症で頭痛が起こる原因


睡眠と頭痛は関係性が深く、寝不足でも寝すぎでも頭痛を引き起こします。

不眠が原因で起こる頭痛は次の2種類です。

  • 片頭痛
  • 緊張型頭痛

痛み方や要因などそれぞれの特徴を解説します。

こめかみがズキズキする片頭痛

片頭痛はこめかみの当たりが脈打つようにズキズキと痛むのが特徴です。

強い痛みであるケースが多く、発作的に痛みが生じて数時間から数日続きます。

睡眠が足りないと脳内の神経伝達物質がバランスを崩し、神経が必要以上に過敏になります。

音や光の刺激に敏感になり目がチカチカしたり、音で痛みが悪化したりすることもあるでしょう。

ズキズキとした痛みは、血管が過剰に広がり周囲の神経を刺激しているからです。

片頭痛の要因は一つだけとはいえませんが、不眠が原因で起こることが知られています。

一晩ぐっすり眠ると改善されるケースもあります。

筋肉のコリからくる緊張型頭痛

緊張型頭痛は締め付けるような鈍く重い痛みが生じます。

片頭痛に比べると痛みの程度が軽いことが多いようです。

痛みが出る部位は頭の側頭部や頭頂部、後頭部から首筋にかけてと、その時々や人により異なります。

緊張型頭痛の要因は筋肉のこわばりやストレスです。

筋肉のこわばりは長時間のパソコンやスマホの利用で、肩や首に負担がかかると起こります。

肩や首のコリで血流が悪くなり、老廃物が溜まって痛みの元となる物質が作り出されます。

ストレスも同様に血流を悪くして痛みを引き起こす要因です。

睡眠不足は筋肉のこわばりやストレスを増加させるため、不眠の方は緊張型頭痛が起こりやすいといえます。

不眠症で頭痛が辛いときの4つの対処法

睡眠を十分に取ると頭痛の改善が期待できますが、不眠症の方にとっては難しいでしょう。

鎮痛剤を飲む以外に痛みを緩和させる方法を4つ紹介します。

1.緊張型頭痛は温める

緊張型頭痛の場合は、筋肉のコリや痛みを感じる部位を温めるようにしましょう。

筋肉がこわばって血流が悪くなることで痛みが生じるため、血行がよくなるよう温めることが大切です。

温かい蒸しタオルは痛む部位をじんわりと温めてくれるので効果的です。

使い捨てカイロを使う方法もありますが、肌に直接当てたり長時間使ったりすると低温火傷の恐れがあります。

首に当てる場合はタオルで包むなどして、低温火傷に注意して使いましょう。

入浴で身体を温める方法もおすすめです。

40度程度のお湯に浸かることでリラックス効果も得られて、筋肉のコリとストレスの両方を和らげてくれます。

緊張型頭痛は身体を温めて血流をよくすることで痛みが緩和します。

2.マッサージをする

緊張型頭痛の痛みにはマッサージも効果があります。

筋肉のコリをほぐして血行をよくするために行います。

筋肉のコリや痛みを感じる部位を中心に、力を入れすぎないよう、気持ちよいと感じる適度な強さで行いましょう

コリをほぐそうとして力を入れすぎると、筋肉やリンパ節を傷付けて炎症を起こしかねません。

「揉み返し」とよばれるだるさや痛みにつながります。

マッサージは血行をよくするためのものなので、片頭痛の場合は行ってはいけません。

3.寝る前に心身をリラックスさせる

頭痛を含めた身体の痛みを和らげるには、ストレスや神経の刺激を取り除き、心身をリラックスさせることが大切です。

ストレスは血流を悪くしたり自律神経を乱れさせたりします。

血流の悪さも自律神経の乱れも、痛みを悪化させる要因となります。

光の出るスマホは神経を刺激し、リラックスを促す副交感神経が働きません。

カフェインやアルコールの過度な摂取も同様です。

寝る前は刺激となるものを避け、副交感神経を活性化させなければなりません。

深呼吸や瞑想、軽いストレッチなどを取り入れ、就寝前の心身をリラックスさせるように心がけましょう。

リラックス状態になると頭痛などの痛みを感じにくくなります。

4.ブロック注射をする

ブロック注射とは、神経節やその周辺に注射で麻酔薬を注入して痛みを取り除く処置です。

痛みに即効性があり、定期的に何度か注射を行うことで痛みが軽減していくケースがほとんどです。

注射を打ってから20分程度で鎮痛効果が現れ、血行がよくなるため身体がポカポカしてきます。

血流がよくなると痛みの物質が生産されなくなり、注射の鎮痛効果が切れた後でも痛みがぶり返しにくくなります。

ブロック注射はその場の痛みを鎮める効果に加えて、頭痛そのものを起こりにくくすることも可能です。

不眠症解消を手助けするブロック注射

ブロック注射は鎮痛目的で使われるものですが、不眠症改善の手助けにもなります。

ブロック注射の副効果として、身体のこわばりをなくして血流をよくする働きがあるからです。

不眠症はストレスや自律神経の乱れにより起きているケースが多く見られます。

自律神経を整えるには、規則正しい生活習慣はもちろんのこと、血流をよくすることも重要です。

ブロック注射は頭痛の緩和処置に加え、血流の改善も期待できます。

血流がよくなれば自律神経が整い、最終的には不眠症の改善にも役立つ可能性があります。

不眠症でブロック注射を検討中の方は中村AJペインクリニックへ


不眠によって起こる頭痛は片頭痛と緊張型頭痛の2つがあります。

鎮痛剤の服用以外で痛みを和らげる対処法の一つとして、ブロック注射を紹介しました。

ブロック注射は痛みを鎮めて頭痛そのものを起こりにくくし、血流をよくすることで不眠症改善の手助けにもなります。

不眠による頭痛でお悩みの方は、ブロック注射が行える中村AJペインクリニックへご相談ください。

中村AJペインクリニックは痛みの緩和治療に精通した医院です。

初めてで不安な方も、まずはカウンセリングから始められるのでご安心ください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医