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コラム

2025.05.03

胸痛の正体は肋間神経痛かも?特徴と治療法を知って痛みを改善しよう!

胸、腹部、背中の痛みを感じて困っている方へ、実は肋間神経痛が原因かもしれません。

本記事では、肋間神経痛の特徴的な症状や原因、効果的な治療法までを解説します。

痛みを改善するための情報が満載です。

肋間神経痛の症状を治したい方は、大阪にある中村AJペインクリニックに気軽にご相談ください。

痛みの正体、肋間神経痛とは?



肋間神経痛は疾患名ではなく、肋骨の間を走る神経に問題が生じたときの症状を表す言葉です。

肋間神経は胸髄(脊髄)から出て、12対ある肋骨の間を通ります。

これらの神経は肋骨に沿って走行しており、障害されると、さまざまな痛みが生じます

では、肋間神経痛にはどのような症状があり、なぜ起こるのでしょうか。

具体的な特徴と原因を詳しく見ていきましょう。

特徴的な症状

肋間神経痛は原因によって痛み方が異なっており「電気が走るような痛み」や「持続する痛み」などのさまざまな形で表れます。

肋間神経痛の痛みが生じる場所で一番多いのは、胸部・みぞおち・おなかの側面に生じる痛みです。

背中から脇腹、胸の前面やおへそ辺り、まれには足の付け根にまで及ぶこともあります。

また、肋間神経痛は片側だけに現れることが多いのも特徴の1つです。

この痛みは一般的に鋭い痛みや刺すような痛みであり、1つの場所に集中する場合が多いです。

胸部や腹部に痛みが集中する理由は、肋間神経が背骨から肋骨にかけて通っているためです。

呼吸による痛みも特徴的で、深呼吸や咳・くしゃみをすると痛みが強くなりやすく、これは肋間神経が呼吸によって刺激されるためです。

また、体を動かす動作や特定の姿勢で痛みが増すこともあります。

例えば、横になるときや起き上がるときに痛みを感じるようになる方も多いでしょう。

帯状疱疹が原因の場合は、痛みに加えて神経の走行に沿って赤い発疹や水ぶくれが出現し、ピリピリとした皮膚の痛みが続きます。

なぜ起こる?肋間神経痛の原因

肋間神経痛は、原因が明らかな「続発性肋間神経痛」と原因不明の「原発性肋間神経痛」に分けられます。

・続発性肋間神経痛

代表的な原因は神経への損傷や圧迫です。

肋骨の骨折や肋骨周辺の手術によって肋間神経が損傷されると痛みが生じます。

また、変形性脊椎症や胸椎椎間板ヘルニアなどにより神経が圧迫されて発症することがあります。

ウイルス感染も原因の1つです。

身体の抵抗力が落ちて免疫力が低下すると、肋間神経はウイルスに狙われやすくなります。

特に帯状疱疹ウイルスが初感染後、体内に潜伏していたものが免疫力低下により活性化され、神経痛を引き起こすケースが多く見られます。

・原発性肋間神経痛

ストレスが増加すると自律神経が乱れやすくなり、肋間神経が痛みのきっかけとなるかもしれません。

ストレス過多の状況では筋肉がこりやすく、硬くなった筋肉が肋間神経を圧迫して痛みを引き起こします。

他にも、悪い姿勢が続くことで肩こりや腰痛が進行し、肋間神経痛につながる傾向があります。

特にデスクワークで長時間同じ姿勢を続ける方は注意しましょう。

痛みからの解放へ、効果的な治療方法

肋間神経痛の治療機関は原因や症状の程度によって異なります。

軽度の場合は数日から数週間で自然に回復することが多いですが、重度の神経損傷では慢性化するかもしれません。

適切な治療を早期に開始することで、痛みを効果的に軽減し日常生活への影響を最小限に抑えられます。

胸痛は心臓や肺の疾患など重大な病気の可能性もあるため、自己判断せずに、近くのペインクリニックなどへ相談しましょう。

ここでは、日常生活での対処法、ブロック注射による治療を見ていきましょう。

日常生活での対処法

肋間神経痛と上手に付き合うためには、日常生活での工夫が欠かせません。

まず姿勢の見直しから始めましょう。

背骨と肋骨の位置関係が崩れると神経が圧迫されやすくなるため、デスクワークが多い方は特に要注意です。

背筋が自然と伸びる椅子を選び、必要に応じて腰クッションを活用して、正しい姿勢を保ちましょう。

適度な運動も痛みの軽減に効果的で、特におすすめなのが水泳やウォーキング、軽いストレッチです。

これらは全身の血流を促進しながら、肋間神経に過度な負担をかけることなく筋肉を活性化させます。

「同じ姿勢を続けない」や「適度な休憩を取る」などの簡単なルールを作り、定期的に体を動かす習慣をつけると良いでしょう。

痛みが強いときには冷温療法が役立ちます。

痛みが出始めたばかりの急性期には冷却パックを患部に当てて炎症を抑えましょう。

一方、慢性的な痛みには温めることが効果的です。

温かいタオルやヒートパックを使って血流を改善し、こわばった筋肉をほぐすとよいです。

ペインクリニックによるブロック注射で痛みを改善

肋間神経痛の治療方法には、鎮痛薬の処方、神経ブロック注射、リハビリテーション、運動療法などがあります。

これらの中でも特に効果的なのがブロック注射です。

ブロック注射とは、痛みがある神経の周りに局所麻酔薬を注射して痛みを取り除く方法です。

麻酔薬が痛みを起こしている神経を直接ブロックすることで、痛みの情報が脳に伝わるのを遮断します。

さらに血液の流れが改善され、硬くなった筋肉のこわばりも和らぎます。

肋間神経に直接アプローチするこの治療法は、特に開胸手術後や胃ろう造設術などの胸部付近の術後痛、肋骨骨折による痛み、帯状疱疹後の神経痛に効果的です。

肋間神経痛に悩む方にとって、生活の質を大きく向上させる治療法です。

肋間神経痛治療の治療なら中村AJペインクリニックへ

中村AJペインクリニックは、日本ペインクリニック学会・日本整形外科学会の専門医である院長が、身体のあらゆる痛みに対応しています。

ブロック注射による治療に力を入れており、20万件以上の施術実績があります。

また、心斎橋駅から徒歩1分という好立地で、忙しい方でも通院しやすい環境です。

予約制を採用しているため待ち時間がほとんどなく、初めての方も定期的な通院者もスムーズに診療を受けられます。

ブロック注射治療は、施術後すぐに帰宅可能なので、昼休みなどの短い時間を利用して通院できるでしょう。

他にも、整形外科、美容診療などにも幅広く対応しています。

まとめ



肋間神経痛は胸部や脇腹に鋭い痛みを引き起こし、呼吸や体の動きだけでも痛むことがあります。

原因は神経への圧迫、ウイルス感染、ストレス、姿勢不良など、さまざまです。

症状を感じたら、自己判断せずに、すぐに専門医への相談をおすすめします。

肋間神経痛でお悩みの方は、専門的な知識と経験を持つ中村AJペインクリニックにご相談ください。

適切な診断と治療で、痛みのない日常生活を取り戻すお手伝いをいたします。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医