帯状疱疹の症状を完全解説!知っておくべき前兆から治療への道のり
ピリピリとした痛みから始まる帯状疱疹は、早期発見・早期治療が重要です。
本記事では、見落としがちな初期症状から、発疹・水ぶくれの経過、放置すると起こる帯状疱疹後神経痛まで症状の全体像を解説します。
セルフケアの限界とペインクリニックでのブロック注射も詳しく紹介します。
帯状疱疹の症状を治したい方は、中村AJペインクリニックにお気軽にご相談ください。
帯状疱疹の見逃せない初期サイン

帯状疱疹は、初期の症状を見落としやすい病気です。
最初は体の片側の神経に沿って、ピリピリ・ジンジンなどの痛みと違和感を感じることがあります。
焼けるような感覚を訴える人もいて、これは神経の炎症によって引き起こされます。
こうした痛みとかゆみは、帯状疱疹の特徴である水ぶくれが出る数日前から現れることが多いです。
人によっては、発疹と同時に痛みが出たり、少し時間差で現れたり個人差があります。
さらに、発熱・リンパ節の腫れといった全身の不調が伴うこともあるため、初期の段階でこれらのサインに気づいて、早めに対処することが大切です。
帯状疱疹の症状の進行
帯状疱疹の症状は段階的に変化していきます。
初期の違和感から始まり、痛み、発疹、水ぶくれへと進行していくのが特徴です。
適切な治療を受けないと症状が長引くことがあります。
ここでは帯状疱疹の症状がどのように進行するのか、急性期の症状から治療しなかった場合に起こる合併症までを見ていきましょう。
帯状疱疹急性期の症状
初期症状で痛みとかゆみを感じた箇所には、小さな発たり疹が現れ始めます。
これは皮膚の盛り上がりまたは小さなぶつぶつとして確認でき、主に胸や背中、腹部などの上半身に集中することが多いです。
時には顔面・目の周りに出ることもあります。
その後、発疹は数ミリほどの小さな水ぶくれへと変化していきます。
最初は数個だけですが、徐々に数を増やし、古いものと新しいものが混在しながら帯状に広がっていくのが特徴です。
この『帯状』に水ぶくれ(疱疹)が集まる様子から『帯状疱疹』という名前がついています。
水ぶくれは時に黒ずんだり膿んだりすることもあり、約1週間後に破れてかさぶたになります。
皮膚症状自体は3週間程度で落ち着きますが、その後も神経痛が残ることがあるため注意しましょう。
放置するのはNG?帯状疱疹後神経痛の症状
帯状疱疹を放置すると、神経にダメージが蓄積され、帯状疱疹後神経痛という厄介な状態に陥ることがあります。
これは神経が破壊されて正常な働きができなくなり、脳に間違った信号を送ってしまうことで生じる慢性的な痛みです。
症状は人によって大きく異なります。
多くの場合、痛みのある皮膚の感覚が鈍くなる一方で、シャツが擦れるだけで激痛が走ったり、顔を洗うことさえ困難になったりすることがあります。
軽く触れただけで強い痛みを感じる過敏な状態になることも珍しくありません。
この状態は単なる痛みにとどまらず、睡眠障害など日常生活への深刻な支障をもたらすことがあります。
初期の帯状疱疹を適切に治療せず放置することで、このような長期的な痛みのリスクが高まります。
帯状疱疹の症状を緩和したい人へ
帯状疱疹の症状を緩和するためには、自宅でできるケア方法から専門医による治療まで、状況に合わせた対処法を選ぶことが必要です。
以下より、自分でできる症状緩和の方法とその限界、専門医によるブロック注射での治療などを見ていきましょう。
症状に対するセルフケアとその限界
帯状疱疹を発症すると、体力と免疫力が低下している状態にあります。
そのため、まずは十分な休息をとることが大切です。
痛みを和らげるセルフケアとしては、入浴・シャワー、カイロ・温湿布の使用、蒸しタオルで温めるなどの方法が効果的です。
ただし、これらのセルフケアには限界があります。
一般的な治療である消毒や塗り薬、抗ウイルス剤、痛み止めなどでは、神経へのダメージ蓄積を十分に抑えられないことがあります。
約90%の人はこれらの通常の治療で改善しますが、約10%の方は数週間経っても強い痛みが引くことはありません。
帯状疱疹の症状、特に痛みが少しでもある場合は、自己判断でのケアに頼るだけでなく、早めにペインクリニックを受診してブロック注射を検討することをおすすめします。
ペインクリニックのブロック注射で症状を根本から改善する
帯状疱疹の痛みに対して高い効果を発揮するのがブロック注射です。
ブロック注射は、痛みのある部位の神経近くに麻酔薬を注入することで、神経の興奮を抑え、辛い症状を素早く軽減します。
全身療法と比べて局所的な治療のため、即効性が高いのが特徴です。
ブロック注射は一時的な痛み止めと思われがちですが、実は血行改善と神経への栄養供給を促進することで、帯状疱疹の痛みの悪循環を断ち切る効果があります。
また、帯状疱疹は顔を含めた全身どこにでも現れる可能性がありますが、ブロック注射は症状が出たあらゆる部位に対応可能です。
中村AJペインクリニックの専門治療で帯状疱疹の症状から解放されよう
帯状疱疹の症状なら、中村AJペインクリニックの専門治療が解決の糸口になるかもしれません。
日本ペインクリニック学会・日本整形外科学会の専門医が在籍し、20万件以上という豊富な施術実績を持つ医師が痛みの緩和に対応しています。
帯状疱疹はもちろん、因果関係が明確でない痛み・加齢に伴う痛みにも対応可能です。
患者様への配慮も行き届いており、事前予約制で待ち時間がほとんどなく、丁寧なカウンセリングと検査に基づいた個別の治療提案を受けられます。
心斎橋駅から徒歩1分という好立地で、ブロック注射後はすぐに帰宅できるため、仕事・用事の合間に通院しやすいのも魅力です。
まとめ

帯状疱疹は初期のピリピリとした痛み・違和感から始まり、発疹・水ぶくれへと進行します。
特に痛みがある場合はペインクリニックでのブロック注射が効果的です。
早期発見・早期治療が症状緩和の鍵となるため、違和感を感じたらすぐに専門医への受診をおすすめします。
帯状疱疹の症状を治したい方は、中村AJペインクリニックにお気軽にご相談ください。
記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医