帯状疱疹を発症したらいつまで安静?早く治す方法とやってはいけないNG行動
帯状疱疹は免疫力が下がっている時に発症しやすい、発疹と痛みを伴う皮膚の病気です。
帯状疱疹になったら安静に過ごす必要があると言われています。
しかし、仕事や学校も長くは休めない方が多く、いつまで安静にしなければいけないか悩むのではないでしょうか。
この記事では、帯状疱疹を発症した場合、いつまで安静にする必要があるのか紹介します。
帯状疱疹は早期に病院に受診しに行き、適切な治療を受けることで早く治せます。
帯状疱疹を発症したらいつまで安静すれば良い?
帯状疱疹の症状が落ち着くまでは安静に過ごしましょう。
帯状疱疹の症状は1〜2週間がピークのため、約10〜15日間を目安に、安静にする必要があります。
症状での安静期間の目安は、水ぶくれが乾いてかさぶたになったタイミングです。
帯状疱疹は重症化してしまうと入院になる可能性も考えるので、十分な睡眠と栄養をとり、精神的にも肉体的にも安静にしてください。
できれば仕事や学校は症状が完全に落ち着いてからが望ましいです。
動けるからといって無理をして過ごすと、帯状疱疹の回復が遅くなり症状が長引く可能性が考えられます。
また、帯状疱疹後神経痛を引き起こしてしまう恐れもあるので、できる限り安静に過ごすことを心がけてください。
安静にすることでのメリット
安静に過ごすことで睡眠や栄養を十分に確保でき、免疫力を高められます。
免疫力が高まると、体内の免疫細胞がウイルスを攻撃しやすくなり、ウイルスの増殖を抑えます。
ウイルスの増殖を抑えられることで神経への攻撃を減らしていき、ダメージを最小限に抑えることが可能です。
結果、帯状疱疹の症状の悪化を防ぎ、治癒期間を短縮できるというメリットがあります。
帯状疱疹を早く治すには
帯状疱疹を早く治すためには、症状が発現してすぐに病院へ受診し、抗ウイルス薬や神経ブロック注射などの治療を適切に受ける必要があります。
また、栄養バランスの良い食事、十分な睡眠を取るなど規則正しい生活を心がけましょう。
帯状疱疹時にやってはいけない行動
帯状疱疹と診断された場合、患部が痛痒くても冷やさないように気を付けてください。
冷やしてしまうと血管が縮んで感覚が過敏になり、痛みを感じやすくなります。
冷やすのではなく温めるのがおすすめです。
また、身体に負担のかかる激しい運動も控えましょう。
運動でエネルギーを消費してしまうと、治療に使われるためのエネルギーが減ってしまい、その分回復が遅れてしまいます。
帯状疱疹の症状が落ち着いたタイミングで、散歩やストレッチなど軽い運動を始めるのが、安静にしている身体に効果的です。
さらに、質の良い睡眠で免疫力を高めると治りが早いので、睡眠不足には気を付けましょう。
症状が改善するまでは飲酒も控えるようにしてください。
水ぶくれは破らないようにし、もし破れた場合は、発疹部をガーゼなどで覆い、他の人への感染の可能性を減らしましょう。
基本、帯状疱疹は人には移りませんが、水ぼうそうにかかったことのない小さな子供は感染の可能性があるので、小さな子供との接触は控えてください。
帯状疱疹の治療にブロック注射を検討しよう
帯状疱疹は皮膚に症状が発現するため、皮膚疾患だと思われがちですが、神経もダメージを受けています。
神経へのダメージにはブロック注射が効果的です。
ブロック注射は神経に局所麻酔薬を注入し、痛みの悪循環を断ち切って、痛みを緩和させていきます。
血流を回復させる作用も持っているので、神経のダメージ抑制と皮膚の症状を改善させていくことも可能です。
そのため、ブロック注射は神経痛の抑制に効果的で、帯状疱疹の治療にも用いられています。
また、症状の緩和だけでなく、帯状疱疹後神経痛の予防にも有効とされています。
帯状疱疹は中村AJペインクリニックでの治療を
中村AJペインクリニックでは、帯状疱疹の治療にブロック注射が可能です。
専門医がカウンセリングで患者様の症状や痛みをしっかり確認し、適切な治療法を提案しています。
ブロック注射は痛みの悪循環を断ち切るので、早期回復が見込めます。
ブロック注射を行う回数や頻度も、重症度によって異なってくるので、専門医としっかり相談し治療をすすめましょう。
また、帯状疱疹は症状が落ち着くまでは(目安は水ぶくれがかさぶたになるタイミング、約10~15日)十分な休養が必要です。
無理に動いてしまうと帯状疱疹の症状が悪化して、治りが遅くなったり、帯状疱疹後神経痛になるリスクが高まります。
帯状疱疹を発症したら、まずは大阪にある中村AJペインクリニックへご相談ください。
記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医