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コラム

2025.06.10

帯状疱疹を早く治すには?7つの回復方法と痛みを和らげる方法を紹介

帯状疱疹の痛みやかゆみが辛く、1日でも早く治したいと望んでいる方もいるでしょう。

治療期間中の過ごし方次第で、回復を早めることが可能です

しかし、間違った過ごし方をすれば回復が遅くなるだけでなく、症状の悪化や後遺症の神経痛が残るなどの危険性があります。

この記事では、帯状疱疹を早く治すための7つの方法と、痛みを和らげるのに効果的な治療方法を紹介します。

正しい知識を得て、帯状疱疹の早期回復を目指しましょう。

帯状疱疹を早く治す7つの方法


帯状疱疹を早く治すには、日常の過ごし方に気を付けなければなりません。

以下の7つの点を意識して過ごしましょう。

  1. 病院は早めに受診する
  2. 免疫力を高める食べ物を摂取する
  3. 睡眠を十分に取る
  4. ストレスを避けリラックスして過ごす
  5. 安静にして疲れをとる
  6. 身体を温める
  7. アルコールやカフェインを控える

いずれも、帯状疱疹の回復を早めるために必要な行動です。

ここからは、なぜ有効なのかも交えながら解説していきます。

1.病院は早めに受診する

帯状疱疹は、発疹が出てから3日以内に受診をするのが望ましいとされています。

なぜなら、病院で処方される抗ウイルス剤は、投薬開始が早ければ早いほど早期回復が期待できるからです。

投薬開始が遅れると症状が悪化する原因となり、重症化すれば入院をする事態にもなりかねません。

さらに、帯状疱疹後神経痛といわれる後遺症が残ったり、顔に発疹ができた際には視力障害が起こったりするリスクが高まります。

特に、高齢の方は重症化しやすいため注意が必要です。

症状が出てからできるだけ早く受診をすることで、早期回復につながります。

2.免疫力を高める食べ物を摂取する

帯状疱疹の早い回復を目指すなら、免疫力を高める食べ物を摂取することが大切です。

帯状疱疹は、免疫力が低下したことにより、身体の中に潜んでいたウイルスが活発となって発症する疾患です。

免疫力が高まればウイルスの活動は弱まり、回復に向かっていきます。

免疫力を高める食べ物には、例をあげると以下のような食品があります。

  • 発酵食品:ヨーグルト・キムチ・納豆など
  • タンパク質を含む食品:肉・魚・卵・大豆製品など
  • 根菜類:ごぼう・れんこん・にんじんなど
  • ビタミンCやビタミンB群を含む食品:ブロッコリー・パプリカ・バナナ・キウイなど
  • きのこ類:しいたけ・まいたけ・えのきたけなど
  • 亜鉛を含む食品:牡蠣・レバー・かぼちゃの種など

腸内環境を整えると免疫力アップにつながるため、発酵食品やきのこ類が有効です。

また、ビタミンは帯状疱疹で傷付いた神経の修復や、炎症の抑制に役立ちます。

どの食品も免疫力の向上が期待できるので、バランス良く積極的に取り入れましょう

3.睡眠を十分に取る

十分な睡眠を取ることは、帯状疱疹の回復につながります。

睡眠不足の状態は免疫力を低下させ、ウイルスの活動を活発にさせてしまいます。

しかし、睡眠中は免疫細胞が活発に働くため、ウイルスの活動を抑え、細胞を修復することが可能です

帯状疱疹の早い回復のためにも、しっかりと睡眠を取りましょう。

4.ストレスを避けリラックスして過ごす

心身ともに緊張を和らげ、リラックスして過ごすことが回復への近道です。

疲れや精神的なストレスは、免疫力を下げる原因となります。

免疫力が下がれば、いつまで経ってもウイルスの活動を抑えることができません。

深呼吸や軽いストレッチをしたり、リラックスできる音楽を聴いたりと、自身の気持ちが安らぐ方法を選びましょう。

ストレスを避けて、ゆっくりと過ごすことが大切です。

5.安静にして疲れをとる

療養期間中は、できるだけ安静にして過ごしましょう。

体力の低下も免疫力を下げる原因となり、帯状疱疹の回復を遅らせます。

仕事や家事は可能な限り休み、体力に余裕をもたせることが大切です。

身体に疲れが溜まっている状態は、帯状疱疹の症状を悪化させかねません。

しっかりと身体を休め、早期回復に努めましょう

6.身体を温める

痛みやかゆみを抑えようと、患部を冷やそうとする方もいるかもしれませんが、帯状疱疹では身体を冷やしてはいけません。

理由は、身体を冷やすと血流が悪くなり、帯状疱疹のウイルスを抑える免疫細胞が働きにくくなるからです。

身体を温めることで血流がよくなり、免疫細胞が活発化するだけでなく、痛みの緩和にもつながります。

身体の冷えが続くと発疹や水ぶくれの治りが遅くなり、痛みも感じやすくなります。

入浴が辛い場合は無理をせず足湯で温めたり、室内温度や服装を調整するなどで身体を温める工夫をしましょう。

7.アルコールやカフェインを控える

アルコールやカフェインの摂取は、免疫力や睡眠の質を低下させる恐れがあります。

帯状疱疹の早期回復には、免疫力の向上と十分な睡眠が欠かせません

回復を遅らせるアルコールやカフェインの摂取はおすすめできない行為です。

また、アルコールやカフェインは、帯状疱疹の治療薬の効果を妨げてしまいます。

早期回復を望むなら、医師の許可が下りるまでアルコールやカフェインは避けた方がよいでしょう。

帯状疱疹の痛みを和らげるならブロック注射がおすすめ

帯状疱疹の治療とともにおすすめなのが、辛い痛みの緩和ができる神経ブロック注射です。

神経ブロック注射は、神経節やその周辺に麻酔薬を注入し、神経の痛みの伝達を遮断する注射です。

注射後20分程で痛みの緩和効果が現れるケースが多く、即効性のある処置といえます。

神経ブロック注射をすると血流がよくなり、身体が温まるのを感じる方も多いでしょう。

身体が温まれば心身の緊張がほぐれてリラックスし、免疫細胞が活性化されます。

神経ブロック注射で身体が温まることは、帯状疱疹の早期回復にもつながります。

神経ブロックは、痛みの緩和に加えて早期回復のサポート役ともなるため、多くの方におすすめできる処置です

辛い帯状疱疹を早く治したい方は中村AJペインクリニックへ


大阪市にある中村AJペインクリニックは、整形外科とペインクリニックの両方を診療科目とするクリニックです。

帯状疱疹の治療は整形外科で行い、神経ブロック注射の処置はペインクリニックで行います。

抗ウイルス剤での治療は帯状疱疹の回復にとても重要であり、神経ブロック注射は痛みの緩和と、早く治すためのサポートに役立ちます

治療を行いながら痛みの緩和も希望するなら、中村AJペインクリニックへ起こしください。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医