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コラム

2025.08.11

帯状疱疹いつまで痛い?平均期間と長引く場合の対処法

「帯状疱疹いつまで痛いの?」と不安に感じていませんか。

帯状疱疹の痛みは、前駆痛から始まり急性期を経て回復期へと段階的に変化します。

しかし、適切な治療を受けないと帯状疱疹後神経痛として長期間痛みが続く可能性があります。

早期の対処が何より重要です。

この記事では、帯状疱疹の痛みの経過や治療法、痛みを和らげる工夫など詳しく解説します。

痛みでお悩みの方は、ぜひ中村AJペインクリニックにご相談ください。

帯状疱疹いつまで痛い?基本的な経過



帯状疱疹はいつまで痛いのか、多くの患者さんが抱える不安です。

帯状疱疹の痛みは発症から回復まで段階的に変化し、皮疹が現れる前の「前駆痛」、水疱が現れる「急性期」、そして「回復期」へと進行します。

各段階で痛みの性質や強さが異なるため、適切な理解が重要です。

ただし、適切な治療を受けずにいると長期間痛みが続く可能性もあります。

次に、そのリスクを詳しく解説します。

1.前駆痛

帯状疱疹について考える前に、まず初期症状を理解しましょう。

前駆痛は発疹が現れる2〜3日前から始まる初期の痛みで、約75%の患者さんに現れます。

皮膚にかゆみや違和感、ピリピリとしたしびれを感じるのが特徴です。

顔や体の片側だけに症状が現れるため、見た目に異常がなく狭心症や五十肩などと誤診されやすい時期でもあります。

この段階では虫刺されやかぶれと勘違いされることも多く、適切な診断を受けることが重要です。

2.急性期

帯状疱疹を理解するうえで、急性期は最も症状が顕著な時期です。

発疹の出現から2〜7日間続き、小豆大の水ぶくれが体や顔の片側に帯状に広がります。

この時期の痛みは「焼けるような」「拍動するような」「刺すような」と表現され、前駆痛より強くなるのが特徴です。

症状の進行には個人差がありますが、頭痛や発熱、倦怠感などの全身症状を伴う場合もあります。

この段階での適切な治療が、その後の経過を大きく左右します。

3.回復期

痛みに対する不安も、回復期に入ると次第に和らいでいきます。

発疹後1週間ほどで回復期に入り、水ぶくれは10〜15日ほどでかさぶたになります。

その後約1カ月で正常な皮膚に戻り、痛みも徐々に和らいでいくのが一般的な経過です。

ほとんどの人はこの時期に痛みが収束し、発疹も完全に治癒します。

しかし、適切な治療を受けなかった場合や高齢者では、痛みが長期化する帯状疱疹後神経痛のリスクがあるため注意が必要です。

帯状疱疹後神経痛になってしまったらいつまで痛い?早めに対処すべき理由

痛みで特に心配なのが帯状疱疹後神経痛(PHN)です。

通常であれば皮疹の治癒とともに痛みも収まりますが、一部の患者さんでは皮疹が完全に治った後も激しい痛みが数カ月から数年にわたって続くことがあります。

この長期化した痛みは日常生活に大きな支障をきたし、患者さんの生活の質を著しく低下させる可能性があります。

それでは、帯状疱疹後神経痛とは具体的にどのような状態なのか、そして早期対処がなぜ重要なのかについて詳しく解説していきます。

「帯状疱疹後神経痛(PHN)」とは

いつまで痛むかという問題で最も深刻なのが、帯状疱疹後神経痛(PHN)です。

これは帯状疱疹の代表的な合併症で、特に50歳以上では約20%の人が発症するとされています。

皮膚の発疹が完全に治癒した後も神経痛だけが残り、わずかな刺激でも強い痛みを感じる「アロディニア」が起こることがあります。

痛みの種類は人によって異なり、焼けるような痛み、電気が走るような痛み、針で刺されたような鋭い痛みなどさまざまな症状が報告されています。

:我慢せず早期に対処すべき理由

いつまで痛いかは、早期治療の有無で大きく変わります。

発疹が現れたら3日以内の受診が極めて重要で、早期治療により後遺症なく治癒できる可能性が高くなります

しかし治療を先延ばしにすると、帯状疱疹後神経痛(PHN)に移行するリスクが著しく高まります。

PHNは数カ月から10年以上痛みが続くこともあり、日常生活に深刻な影響を与えます。

実際に多くの患者さんが「もっと早く治療すればよかった」と後悔されており、早期対処が何より大切です。

帯状疱疹がいつまで痛いのか不安なときの対処と相談の目安

いつまで痛むのか、その不安を抱えながら日々を過ごすのはとても辛いものです。

痛みが長引くと「いつ治るのだろう」「このまま一生続くのではないか」と心配になるのは当然です。

しかし、適切な治療と対処法を知ることで、痛みを和らげ、回復を促進することは可能です。

また、医療機関への相談の適切なタイミングを知っておくことで、より効果的な治療を受けることができます。

それでは、帯状疱疹の具体的な治療法から、日常生活でできる痛みとの付き合い方まで、詳しく解説していきます。

帯状疱疹の治療法

いつまで痛むかは、治療法の選択によって大きく左右されます。

帯状疱疹は皮膚だけでなく神経にもダメージを与えるウイルス性疾患で、神経へのダメージが蓄積するほど後遺症のリスクが高まります。

一般的な抗ウイルス薬や痛み止めによる治療で約90%の患者さんは改善しますが、約10%は痛みが長期化します。

そのため、神経痛を和らげ血流を改善するブロック注射による神経へのアプローチも重要な治療選択肢となります。

早めにペインクリニックでの治療検討をお勧めします。

痛みとの付き合い方と、少しでも和らげる工夫

痛みに対して不安を抱えながらも、適切なケアで痛みの緩和は可能です。

患部を温めることが効果的で、入浴やシャワー、カイロ、温湿布、蒸しタオルなどが有効です。

冷やすとウイルスが活性化する可能性があるため避けましょう。

ただし敏感肌の方はかゆみや肌トラブルに注意が必要です。

日頃からの体調管理も重要で、発疹の広がりや神経症状に違和感を感じた場合は早めに医療機関を受診することが大切です。

帯状疱疹がいつまで痛いか不安なら中村AJペインクリニックへ!

帯状疱疹がいつまで痛いかでお悩みなら、中村AJペインクリニックにご相談ください。

院長は日本ペインクリニック学会・日本整形外科学会の専門医として20万件以上の豊富な症例経験を持ち、身体のあらゆる痛みを緩和いたします。

心斎橋駅から徒歩1分とアクセス良好で、ブロック注射は外来で簡単に受けられ、注射後はすぐに帰宅可能です。

完全予約制により待ち時間も短く、忙しい方でも通いやすい環境を整えております

痛みでお困りの際はお気軽にお問い合わせください。

まとめ



帯状疱疹はいつまで痛いかという不安は、適切な知識と早期対処により大幅に軽減できます。

前駆痛から急性期、回復期という基本的な経過を理解し、発疹が現れたら3日以内の受診が何より重要です。

特に帯状疱疹後神経痛(PHN)を防ぐためには、一般的な治療に加えてブロック注射による神経へのアプローチも効果的です。

痛みでお悩みの方は、豊富な経験を持つ中村AJペインクリニックにご相談ください。

専門的な治療により、一日も早い痛みからの解放をサポートいたします。

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医