帯状疱疹がおしりにできた?初期症状と見分け方を解説
おしりに現れる帯状疱疹は、座ったときの痛みや違和感から始まることが多く、見落とされがちな症状です。
帯状疱疹は早期発見・早期治療が重要な疾患のため、おしりにできる特徴的な初期症状や他の皮膚トラブルとの見分け方を知っておくことが大切です。
適切な対処法で症状の悪化を防ぎましょう。
帯状疱疹でお悩みの方は、ぜひ中村AJペインクリニックにご相談ください。
おしりにできる帯状疱疹とは?

帯状疱疹は体のどの部位にも発症する可能性がありますが、おしりにできるケースも決して珍しくありません。
おしりの帯状疱疹は、座った際の痛みや違和感から始まることが多く、初期段階では筋肉痛や打撲と間違えやすいのが特徴です。
水疱や発疹が現れる前から神経痛のような痛みを感じることもあり、早期の適切な診断が重要となります。
なぜおしりに帯状疱疹ができるのか
おしりに帯状疱疹ができるのは、腰部・坐骨神経領域に沿って症状が現れるためです。
帯状疱疹は神経の走行に沿って発症し、神経が左右に分かれているため片側にのみ症状が現れます。
腰臀部から下肢の発症割合は17.2%を占め、おしりや足の片側に水疱ができるのが特徴です。
歩行や座るときに痛みが強くなります。
よくある誤解「ニキビ・あせも」との違い
おしりにできる帯状疱疹は、ニキビやあせもと間違えられがちです。
ニキビは毛穴の詰まりによる点在した赤いポツポツで、強い神経痛は伴いません。
あせもは汗による赤い小さなブツブツで痒みが中心となります。
帯状疱疹は神経の走行に沿って片側に帯状に現れる水ぶくれと強い痛みが特徴で、単純ヘルペスより範囲が広いのも違いです。
正確な見分け方を確認しましょう。
おしりの帯状疱疹は早期発見がカギ!見逃しやすい初期症状とは?
おしりの帯状疱疹は、他の部位と比べて発見が遅れやすい傾向があります。
座ったときの違和感や痛みを単なる疲れや筋肉痛と勘違いしてしまうことが多く、皮膚の変化に気づきにくいためです。
しかし、帯状疱疹は発症から72時間以内の早期治療が症状の軽減や合併症の予防に極めて重要とされています。
おしりにできる帯状疱疹の見逃しやすい初期症状を正しく理解し、適切なタイミングで医療機関を受診することが大切です。
かゆみ・チクチク感から始まる?初期サインをチェック
おしりの帯状疱疹は、かゆみやチクチクとした違和感から始まることが多く、これらが初期の重要なサインです。
痛みや違和感、かゆみが出た部位に皮膚の軽い盛り上がりや小さなぶつぶつなどの発疹の初期サインが現れます。
腰からおしりに帯状疱疹が発症すると、神経の影響で排尿・排便機能に障害が出る合併症のリスクもあるため早期発見が重要です。
発疹は痛みを伴い日常生活に支障をきたすこともあります。
おしりの帯状疱疹の主な治療薬と治療期間
おしりの帯状疱疹の発疹は、徐々に小さな水ぶくれに変化し、帯状に広がるのが特徴です。
水ぶくれは1週間程度で破れてかさぶたになり、皮膚症状は通常3週間ほどで治まります。
帯状疱疹はウイルスの増殖を抑えるため早期治療が重要で、初期症状が疑われたらすぐに医療機関への早期受診が大切です。
強い痛みにはペインクリニックでの神経ブロック注射による治療も行われます。
おしりの帯状疱疹のよくある疑問と対策
おしりの帯状疱疹について、多くの方が抱く疑問や不安があります。
「座ったときの痛みはいつまで続くの?」「他の部位にうつることはある?」など、実際に症状を経験した方からよく寄せられる質問です。
また、おしりという部位の特性上、適切なケア方法や予防策など正しい知識を持つことが重要です。
帯状疱疹の再発リスクや家族への感染の心配など、気になるポイントを専門的な視点から解説します。
帯状疱疹は人にうつる?家族が気を付けること
帯状疱疹は水ぼうそうウイルスの再活性化によって発症する病気で、おしりにできた場合でも感染のリスクがあります。
過去に水ぼうそうにかかった人には感染しませんが、水ぼうそう未感染の人には「水ぼうそう」として感染する可能性があるため注意が必要です。
特に乳幼児や妊婦との接触は避けるべきとされています。
ウイルスは水疱の中に存在するため、家族への感染を防ぐための適切な対策を知っておくことが大切です。
具体的な予防方法を確認していきましょう。
自宅でできる痛み対策と日常生活の注意点
おしりの帯状疱疹では、自宅でできる痛み対策として患部を温めることが効果的です。
入浴やシャワーは可能で、石鹸でやさしく洗い清潔を保ちましょう。
カイロや温湿布、蒸しタオルで温めることで神経痛を緩和できますが、冷やすとウイルスが活発化するため避けてください。
水疱をつぶさないよう注意し、入浴後は処方された軟膏を塗布します。
帯状疱疹にかかったら体調管理を徹底し、発疹が広がる場合は早めに医療機関を受診することが大切です。
再発予防のための生活習慣とワクチン接種の重要さ
おしりの帯状疱疹の再発予防には、免疫機能を維持する生活習慣とワクチン接種が重要です。
加齢・疲労・ストレスは免疫機能を低下させるため、バランスの良い食事、適度な運動、良質な睡眠で免疫維持を心がけましょう。
50歳以上は帯状疱疹ワクチンの接種対象で、発症リスクを下げる効果があります。
ストレス管理も予防に効果的で、自分に合ったリラックス法を持つことが大切です。
一回、発症しても再発の可能性があるため、継続的な予防対策を実践していきましょう。
おしりに帯状疱疹ができてしまったら中村AJペインクリニックへ!
おしりに帯状疱疹ができてお困りの方は、中村AJペインクリニックにご相談ください。
院長は日本ペインクリニック学会・日本整形外科学会の専門医で、20万件以上の症例を持つ経験豊富な医師です。
帯状疱疹の痛みに効果的なブロック注射を推奨しており、外来で簡単に受けられ、注射後すぐに帰宅可能です。
心斎橋駅から徒歩1分とアクセス良好で、完全予約制のため待ち時間も短く、忙しい方でも通いやすい環境を整えています。
身体のあらゆる痛みを緩和いたします。
まとめ

おしりにできる帯状疱疹は、神経に沿って片側に現れる痛みと水疱が特徴で、ニキビやあせもとは明確に異なります。
早期発見・早期治療が重要で、かゆみやチクチク感などの初期症状を見逃さないことが大切です。
強い痛みには専門的な治療が必要となる場合も多く、特にブロック注射は効果的な治療法として知られています。
中村AJペインクリニックでは、20万件以上の症例を持つ専門医が帯状疱疹の痛みに対応し、心斎橋駅徒歩1分の好立地で完全予約制で治療を受けられます。
帯状疱疹でお悩みの方は、豊富な経験を持つ中村AJペインクリニックにご相談ください。
専門的な治療により、一日も早い痛みからの解放をサポートいたします。
記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長
中村 純
アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医