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コラム

2025.10.14

帯状疱疹後神経痛は治る?最新治療と生活改善で痛みから解放される方法

帯状疱疹後神経痛は帯状疱疹の皮膚症状が治ったあとも続く神経の痛みです。

ウイルスが神経を傷つけた影響で、皮膚のヒリヒリ感や焼けるような痛みが残ることがあり、特に50代以上に多く、女性の発症率がやや高い傾向があります。

痛みは軽度から強度まで幅があり、日常生活に支障をきたす場合も少なくありません。

半年以上続く例もあり、慢性化すると回復までに長い時間を要します。

ブロック注射

症状の特徴

帯状疱疹後神経痛の症状は、人によって現れ方が異なります。

以下は代表的な症状です。

  • 皮膚の表面がヒリヒリとしびれる
  • 刺すような鋭い痛みが走る
  • 軽く触れただけで強い痛みを感じる
  • 冷風や衣服の摩擦で痛みが増す

こうした症状は、神経の炎症や損傷によって引き起こされます

最新の治療法

帯状疱疹後神経痛は、放置すると半年以上痛みが続くこともあります。

しかし近年は、神経の炎症を抑えたり修復を促したりする最新の治療法が登場し、従来の方法では改善が難しかった痛みにも対応できるケースが増えている。

ここでは、医療現場で実際に使われている最新治療を詳しく紹介します。

神経ブロック療法

神経ブロックは痛みを抑える基本的な治療法です。

神経に局所麻酔を注射し、痛みの信号を遮断するためです。

炎症を抑える作用もあり、数回行うことで痛みが和らぐ事も多く、繰り返し受けることで、生活に支障をきたす痛みを軽減できます。

高周波熱凝固法(RF治療)

RF治療法は長期的に痛みを和らげる方法です。

高周波の熱で神経を処理し、痛みの伝達を防ぐためです。

施術後は半年から1年以上効果が続き、再発防止にもつながります

強い痛みが長期に続く方に適した、持続効果の高い治療法です。

超音波ガイド下治療

超音波ガイド下治療は安全性の高い治療法です。

神経や血管の位置を超音波で確認し、正確に薬剤を注入できるからです。

治療の精度が高く、副作用のリスクを減らせる点が大きな特徴のため、高齢者や持病のある方にも安心して受けられる治療方法です。

薬物療法

薬物療法は多くの患者が選ぶ一般的な療法です。

プレガバリンやデュロキセチンなど神経痛専用薬が効果を発揮するからです。

体質や症状に応じて用量を調整し、副作用を抑えながら痛みを管理します

日常生活を支えるために欠かせない治療の選択肢です。

再生医療(PRP療法)

PRP療法は神経修復を促す先進的な治療法です。

自分の血液から成分を抽出し、自然治療法を活用するためです。

注入後、1〜3ヶ月で効果が出始め、半年以上の改善が見込まれます。

自然な力を利用するため、副作用が少なく持続性の高い方法です。

日常生活でできる改善方法

帯状疱疹後神経痛の改善には最新の医療だけでなく毎日の生活習慣も大きく関わります。

体の回復力を高め、痛みを和らげるためには睡眠や食事、運動など日常の工夫が欠かせません。

こうした取り組みを続けることで専門治療の効果をより高め、回復を後押しできます

治療を受けるタイミング

帯状疱疹後神経痛は治療を始める時期によって改善のスピードが大きく変わります。

痛みが軽いうちは自然に治ると思い込みがちですが、放置すると慢性化する危険があるためタイミングは重要です。

受診の目安となるタイミングは次のとおりです。

  • 発疹が治ってから1ヶ月以上痛みが続くとき
  • 夜眠れないほどの痛みや、日常生活に支障が出ているとき
  • 痛みが悪化している、範囲が広がっていると感じたとき

このような症状が見られた場合は早めに専門医に相談することがその後の生活の質を大きく左右します

中村AJペインクリニックが選ばれる3つの理由

ここでは、中村AJペインクリニックが選ばれる3つの理由について解説します。

1.帯状疱疹後神経痛に特化した専門治療

帯状疱疹後神経痛は、一般的な痛み治療では十分に改善しないことがあります。

そのため、痛みのメカニズムに直接働きかける専門治療を行うことが改善への近道です。

治療法は以下のものになります。

  • 神経ブロック療法
  • 高周波熱凝固法(RF治療)
  • 超音波ガイド下治療
  • 薬物療法
  • 再生医療(PRP療法)

帯状疱疹後神経痛は、放置すれば生活の質を大きく損ないます。

しかし、神経ブロック・高周波熱凝固法・再生医療などの専門治療を組み合わせることで改善の可能性は高まります。

痛みが続くと感じたら、我慢せず専門医へ相談することが早期回復の第一歩です。

2.最新治療技術の導入

帯状疱疹後神経痛の改善には、従来の治療に加えて最新治療技術を導入することが効果的です。

従来の薬物療法だけでは痛みを十分に抑えられないケースも多くあります。

そこで、神経の働きに直接アプローチできる最新技術を取り入れることで、従来の治療では改善しづらかった患者にも新しい選択肢を提供できます。

高周波熱凝固法(RF治療) ある研究では、治療を受けた人のうち約95%が2年後も「痛みが大きく減った」と答えています。
パルス高周波治療(PRF治療) 発症から3か月以内に受けた人では、約8割が「効果あり」と感じました。
痛みが長く続いている人でも、半分以上が改善したという結果が出ています。
再生医療(PRP療法) 治療を受けた人は、3か月後に痛みのスコアが大きく下がったという結果がありました。

最新治療技術の導入は、患者一人ひとりに合わせた最適な治療を可能にし、痛みの軽減と生活の質向上に直結します。

従来の治療に満足できなかった方でも、新しい技術によって改善の可能性が広がっています。

3.超音波ガイドによる精密な施術

帯状疱疹後神経痛の治療では超音波ガイドを使うことで安全性と効果を大きく高められます。

痛みを起こす神経は体の奥深くにあり、正確に薬を届けるのは難しいです。

超音波ガイドを用いると、神経や血管の位置をリアルタイムで映し出せるため、狙った場所に正確に治療ができます。

たとえば、神経ブロック療法を行うときに超音波ガイドを使うと、薬剤を神経にピンポイントで届けられ、その結果効果が高まり、副作用のリスクも減らせます。

従来の方法では手探りで行うことが多く、誤って血管に注射するリスクがありましたが、超音波を使うことでその不安を大幅に解消出来るようになりました。

つまり、超音波ガイドによる施術は「より安全で、より確実に、より効果的」な治療を可能にし、患者にとって安心感のある方法であり、帯状疱疹後神経痛の最新治療として広く導入されています。

帯状疱疹後神経痛のご相談は中村AJペインクリニックへ

帯状疱疹後神経痛は、一度発症すると数ヶ月から数年にわたり痛みが続くことがあります。

症状は個人差が大きく、日常生活に強い支障を与える場合も少なくありません。

また、ごく一部の患者では治療に反応しにくく、長期的なケアが必要になる場合もあります。

「このまま痛みが続くのではないか」と不安を感じる方は、まずは専門医に相談してみることをおすすめします。

中村AJペインクリニックでは、帯状疱疹後神経痛に関する相談から最新治療まで幅広く対応しています。

不安を感じている方は、どうぞお気軽にご相談ください。

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記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医