医院名:中村AJペインクリニック - 24時間WEB予約可能 ペインクリニック・整形外科・美容診療・片頭痛・肩こり・ヘルニア・花粉症・ブロック注射・腰痛
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コラム

2025.10.28

看護している家族に仙骨ブロック注射は打てる?患者・家族向けガイド

現在看護を受けられている方やそのご家族の中には「腰痛や下肢痛に悩んでいるけど、仙骨ブロック注射は受けられるのか」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、看護中の患者様とご家族が安心して仙骨ブロック注射を受けるために必要な情報をわかりやすく紹介します。

看護中の方の仙骨ブロック注射のご相談なら、中村AJペインクリニックへお気軽にお問い合わせください。
ブロック注射

仙骨ブロック注射を受ける前に知っておきたい基本情報



看護を必要とするご家族が腰痛や下肢痛で悩まれていて、仙骨ブロック注射を検討している場合、看護する方も基本的な知識を身につけておくことが重要です。

どのような症状に効果があるのか、また治療を受けられない場合があるのかを、以下より確認しておきましょう。

仙骨ブロック注射とは?対象となる症状

仙骨ブロック注射は、お尻の仙骨から局所麻酔薬を腰の神経周囲に注入し、痛みの経路を遮断する治療法です。

仙骨ブロック注射により腰痛や下肢痛の軽減が期待でき、看護を受けながら生活している方の痛みの軽減にも有効です

対象となる症状は、急性腰痛症や脊柱管狭窄症に伴う腰痛、坐骨神経痛、椎間板ヘルニアによる痛み、帯状疱疹後神経痛、慢性腰痛など多岐にわたります。

仙骨ブロック注射は治療手順がシンプルで安全性に優れているため、整形外科やペインクリニックで広く採用されている治療法です。

健康保険の適用対象でもあるため、経済的な負担を抑えて治療を受けることが可能です。

仙骨ブロック注射の適応外となる場合

看護を受けている方が仙骨ブロック注射は、体調不良があるときや抗凝固剤など血液をサラサラにする薬を服用している場合に受けられないことがあります。

心臓病や脳梗塞の治療薬を使用している方は、場合によっては休薬を検討します。

ワーファリンやプラザキサ、イクザレルト、エリキュース、リクシアナなどを中断する際は必ず主治医に確認しなければなりません。

ご家族が看護している場合、ご家族が服薬内容を正しく理解し、伝えることが安全につながります

仙骨ブロック注射当日の準備と治療の流れ

看護を受けている方やそのご家族にとって、仙骨ブロック注射を安全に受けるために、事前に治療の流れを理解しておくと不安を軽減できるでしょう

適切な服装選びから治療完了まで、どのような手順で進むのかを詳しく見ていきましょう。

当日の服装と来院前の確認事項

診察では高確率で服を脱いだりする必要があるため、着脱しやすい服装で来院してください。

ベルトなど腰を締め付けるものは避け、腰回りがゴム製のジャージが最適です

ファスナー付きのジーンズではなく、ウエストにファスナーやホックがないズボンを選びましょう。

来院前には体調の確認も大切で、当日体調不良や発熱がある場合は治療を受けられない可能性があります。

看護を受けている方は特に体調管理に気をつけてください。

治療の流れと所要時間

治療は安全性を重視した手順で進められ、所要時間はおよそ30~40分程度です

  1. 体位の準備:うつ伏せの体位でベッドに横になる
  2. 消毒・準備:注射部位である仙骨周囲を清潔に消毒
  3. 針の挿入:仙骨裂孔から細い針を硬膜外腔まで進める
  4. 薬剤注入:局所麻酔薬とステロイドを注入
  5. 安静・確認:血圧の安定と麻痺の有無を確認して終了

治療中は医師と看護師が常に患者様の状態を確認しているため、何か不安なことがあればすぐに相談しましょう。

仙骨ブロック注射後の過ごし方と効果を実感するまでの期間

仙骨ブロック注射後の過ごし方や効果が現れる期間を理解しておくことは安心につながります

帰宅後の生活で気をつけるべきポイントと、治療効果を詳しく確認していきましょう。

帰宅後の過ごし方と日常生活での気をつけるポイント

仙骨ブロック注射からの帰宅後は基本的に日常生活を普段通り送って構いません。

入浴は、注射当日は禁止されていますが、シャワーは問題ありません。

その際は、注射後6時間以上時間をあけてください。

当日の激しい運動は控え、帰宅後はなるべく安静に過ごすことをおすすめします。

また、薬剤の影響で感覚が鈍くなっている場合があるため、長時間の運転は避けた方が良いでしょう。

仙骨ブロック注射の効果が現れる時期と次回受診のタイミング

仙骨ブロック注射の効果は、患者様によって現れ方に違いがあります。

多くは注射後すぐに症状が楽になりますが、注射当日から1~2日はかえって重苦しく感じる場合もあります。

この場合でもあとから効果が現れてくるため、心配する必要はありません。

注射の回数に制限はありませんが、1週間に1回程度が目安とされています。

医師と相談しながら適切な頻度で治療を継続することが重要です

看護中のご家族への仙骨ブロック注射なら中村AJペインクリニックへ

中村AJペインクリニックは痛みを専門的に取り除くペインクリニックとして、手術以外の方法で痛みを軽減する治療を行っています

院長は日本ペインクリニック学会専門医・日本整形外科学会専門医であり、20万件以上の症例を経験した専門家なので安心して相談できます。

心斎橋駅から徒歩1分とアクセスが良く、待ち時間も短いため、治療後はすぐに帰宅できる点もご家族にとって負担が少なく魅力です。

心斎橋駅から徒歩1分という抜群のアクセスで、仙骨部硬膜外ブロックは初診2,110円、再診1,850円で治療を受けることが可能です。

看護する立場のご家族にとっても、信頼できる専門家に相談することは大きな安心につながるでしょう。

まとめ



看護を受けている患者様に、仙骨ブロック注射は腰痛や下肢痛を軽減する有効な治療選択肢になります。

治療前には服用中の薬剤や体調の確認が重要で、当日は適切な服装で来院し、治療後は安静を保ちながら適切に過ごすことが大切です

専門医による安全な治療により、痛みのない快適な生活を取り戻すことができるでしょう。

看護中の方の仙骨ブロック注射のご相談なら、中村AJペインクリニックへお気軽にお問い合わせください。
ブロック注射

記事監修医師プロフィール

中村AJペインクリニック院長

中村 純

アメリカニューヨーク州コロンビア大学 医学部大学院 卒業
米国外科専門医(災害外科・形成再建外科
日本ペインクリニック学会 専門医
日本整形外科学会 専門医
厚生労働省医政局 麻酔科標榜医